アルバトロスについて
安全と施工性の追求によって生み出された新発想の足場。
安全性・作業性・拡張性はもちろん、耐久性にも優れた信頼できる機材です。
アルバトロスは、工事・工法の多彩な要望に同じ部材で多様に対応することができます。
もちろん組み立て解体は手すり先行工法。
安全と効率が両立し、現場の工期短縮とトータルコストダウンを実現します。
8mm厚のプレートと白心可鍛鋳鉄の靭性に優れた布材金具を採用。
繰返し使用による摩耗に強く長年使っても安心の設計クサビは2~3回の打込みで十分な緊結力を発揮。振動などの予測外の力にも強い構造です。緊結力、耐久性、施工性に優れた形状です。
効率的に安全工法が守られます。
従来の枠組足場と異なり、先行手摺が標準部材となっており、筋かいの機能も有しています。工事内容に応じ、建物側の手摺は布材による水平二段手摺も可能です。
内側に邪魔な補強がなく、1層高さは1800mm
足場内部に補強がないため900幅で枠組足場1200幅と同じ広さの感覚。
軽量・省スペースで現場の効率化、輸送コストも削減
枠組足場の手すり先行工法と比べ単位面積当たりの重量は大幅に減るため、輸送コストの削減が図れます。
簡単手順で組み方自由自在
建地から布・コロバシは四方に伸ばせるので入隅・出隅の多い躯体にも枠組足場のように縁を切ることなく、X方向・Y方向に足場を連続させたまま設置することが可能です。GLでレベルと通りを出せば後は枠組足場のように手順通り組立てるだけ。ラチェットレンチでの大量のクランプ締めが必要だった単管足場と比べ工数が大幅に削減されます。
※壁つなぎの取付けには単クランプ締めが必要です。
支柱のジョイントはワンタッチで取外し可能
床付き布枠は支柱部をまたいで掛けることができ、突起や隙間のない広いステージが簡単に設置できます。
支保工として使うときは大引受ジャッキを直接挿入することが可能です。ステージの外周には先行手摺・二段手摺が簡単に取付けられます。
支柱、布材、先行手摺、この3種類の基本部材の組合せと、それに若干のオプション材・周辺機材を組合せるだけで、実に多様な目的に使うことが可能です。作業目的の足場、ステージとしてはもちろん、同じ部材で荷受構台や支保工と、現場の工程・局面に応じ多目的に使えます。
支柱を中心に、布材、先行手摺、布板を90度毎に4方向に組み立てていくことが可能です。先行手摺を兼ねた筋かいがX・Y両方向に取り付けられることによって、立体的で安定した構造を自由な寸法で組み立てることが可能です。
アルバトロスの支保工。 クサビ式の専用システム支保工と同様にX・Y方向に自由なピッチで割り付け可能。さらに支保工も安全な手すり先行工法で組立・解体が可能に。
大きな空間の確保が簡単
アルバトロスには梁枠、荷重受け梁や強化方杖を用いて必要な場所に作業ステージを設置し、下部空間には通路や材料置き場等に使うためのスペースを設けることができる機材が豊富です。
営業しながらホールの天井を改修する工事。 支柱4本による柱部分を除けば大きな空間を残すことが可能。 工事用のステージの下に養生用の仮天井を設置。
従来は軽天作業台を連結して行っていた天井の設備工事や仕上げ作業にも使用可能。軽天作業台の届かない高さにも縦横必要なサイズに合わて組立てできます。全ての部材はコンパクトサイズで小さな部屋内の作業にも適し、解体した部材の搬出は乗用エレベーターでも搬出できます。
ステージに梁枠を用いて幅3.6m、5.4mの通路スペースを確保することも可能。単管コロバシ・火打ちなしで直接梁枠に布板が敷設可能。
安全性と施工性アップ
信頼性と施工性に優れた大組みブロック
L3600mmの支柱で2層(×5~6スパン)ブロックとし、両面先行手摺とすると高所での組み立て作業を大幅に減らすことが可能となります。アルバトロスでつくられたブロックには高い剛性があるため吊り上げ時のたわみや両端の垂れもほとんどありません。さらにはジョイントが溶接で固定されていないため、吊ったブロックの支柱挿入がスムーズに行えます。アルバトロスの支柱プレートは頑丈。吊りフックや長シャックルを直接支柱に掛けることが可能です。
■大規模物流センター 長大躯体でも大組み・大払しで効率的な施工が可能
アルバトロスの拡張性と発展性
アルバトロスの大きな特長は、その拡張性と発展性にあります。
シンプルな基本システムだからこそ、現場の多様なニーズへの拡張・発展が可能です。
豊富な部材と組立て方の選択で多様なニーズに対応。
アルバトロスの支保工は軽量な部材で、使用する支柱、布材や先行手摺は足場と兼用できるため無駄がありません。目的用途に応じて安全性・機能性・強度をバランスよく使い分けることができます。もちろん手すり先行工法による組立・解体も可能です。
商品コード | 商品名 | 質量(kg) |
---|---|---|
50820 | 伸縮材料L | 5.3 |
50821 | 伸縮材料S | 3.3 |
■支保工のステージ
作業床は段差なく手摺付き昇降設備も容易 在来型枠支保工と組合せて設置し、存置期間後は設備工事用のステージとしても無駄なく利用可能
自由がもう一つのメリット
天井の曲面に合わせて雛壇状にも設置可能
ワイドなタワーも可能
強化方杖を使えば安定性に優れたワイドなローリングタワーをつくることも可能です。最大1829mm幅まで可能で、しかもアルバトロスローリングタワーは従来型のローリングタワーの一番の弱点であった組立・解体時の墜落リスクの回避、安全帯取付けの対策も、安全・簡単な手すり先行工法で簡単に解決できます。
※強化方づえは全層又は最上層の腕木への取り付けが必要です。
ワイドな1.8m×1.8mのローリングタワー
ローリングタワー使用時の安定性検証 傾斜実大実験 (仮設工業会)
アルバトロスは縦横自在に組みつなげますので幅、スパンとも2連、3連のローリングタワーも簡単に組み立てられます。低く組めば室内の軽天作業台としても利用可能。柱や凹凸のある部分も部分解体・組み増しが容易で、しかも解体した材料は狭い戸口からでも楽に搬出可能なので、大きな室内作業台を入れられないスペースでも有効活用できます。
コンパクトな形状でも支柱の許容支持力
12.5kN→最大23.5kNに大幅アップ!!
※1着脱可能で必要な部分、必要な期間だけ強化!
強化方杖は支柱と布材を同時に簡単に補強できる独自の専用機材です。 棚足場(ステージング)の腕木の補強のみならず、強化方杖を取付けることで支柱の座屈強度を大幅にアップすることが出来ます。しかも取付けはハンマー1本でワンタッチ後付け可能。 布板の掛かった状態でも簡単に取付けでき、必要な部分、必要な期間だけ強化を行うことが可能です。 足場の部分的補強、通行しやすい支保工、棚足場、ローリングタワー、さらには50~60m超えの超高層足場の支柱補強と多彩なニーズに応えることができます。
※1 最大許容支持力23.5kNは両面先行手摺、2層以内に壁つなぎを設置した場合の強度です。片面が布材の場合は16kNになります。また、壁つなぎのない棚足場の場合の許容支持力は1支柱あたり13.0kNとなります
取付けに専用布材等は不要。 通常の布材に後から取付け可能、布板の掛かった状態でも簡単に取付けられます。
商品コード | 商品名 | 質量(kg) |
---|---|---|
50810 | 強化方杖 | 1.5 |
腕木強化の荷重試験
支柱強化の荷重試験
■高さ80メートル超のタワーマンション
強化方づえ使用 B2階からの立ち上がりの足場部分は最高高さ約90メートル